2005年 01月 17日
死は不平等
死は平等にやってくるといいますが,そうでしょうか??
今朝の訃報を聞いてそんな疑問を持ちました。 わずか11歳で天に昇った彼女の死は不条理と思わざるを得ません。 最近,「勝ち組」「負け組」という非常に心を逆なでされるようなことばが日常的に使われていますが,前提にスタートラインは一緒ということが暗黙の了解になっています。 でも,考えてみると,障害者にはそのスタートラインすら保障されていません。 わたしたちは自分の自由のために,障害者や南の世界・・・抑圧され,搾取される人々を犠牲にしていることをもう一度思い起こすべきでしょう。 「勝ち組」にも「負け組」にもなりたくない。そんな他人を犠牲にしてまで自分が自由を得たくないと思います。 今日は阪神・淡路大震災からちょうど10年,7000人の方が亡くなりました。 スマトラ沖大地震・津波では18万人の方が亡くなりました。 自然災害の大きさには圧倒されるものがありますが,もっと恐ろしいのは戦争です。 イラクではすでに10万人以上の一般市民が犠牲になっています。 そして,ぼくの住む広島では一発の原爆で一瞬にして20万人の方が亡くなり,今も亡くなり続け,疫学的調査では白血病や幾つかの癌において,わたしたち被爆者の二世三世は有意に罹患することが多いそうです。 わたしたち教師の平均余命は0歳児に換算すると65歳だそうです。働いて働いてたくさんお金を払ってもらう前に死にます。 お金持ちの方々は少しだけ払って優雅に老後を過ごします。 老後も死も不平等です。医学部院生さん医者も早死にの職業の一つですよ。あなたも,働いて働いて時の権力者のみなさんにしっかり貢いで,老後を送ることなく逝くのかな? それでいいのかなあ?? スペル忘れたけど,ラテン語の「メメント・モ・リ」です。
by funkycatdo
| 2005-01-17 17:52
| 障害者
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